『学び合い』の考え方を理解し、実践するということは、普通の教師にとって、信じられない世界なのではないでしょうか? 2009-9-11

 

Camel921さんが報告している。東京の『学び合い』スタートセミナーでのS県のS先生が実践発表の中で述べているが、全く一人で『学び合い』の授業をやろうとしてもうまくいかずに途中で断念せざるに至ったり、止めされたりすることもあり得る。N先生がバンジージャンプの例を語っているが、多くの人にとって『学び合い』ってとてつもなく難しいというか、『学び合い』の考え方そのものが理解できない方が多いのではないでしょうか?今までやってきた実践を全否定されたように受けとったり、あの先生なら、あのクラスならできるが、私には、私のクラスではできないと思う方が多いに違いない。

でも、ネットワークが張られていれば、話は別であると思う。

 

私の場合は、現状にとてもじゃないが満足できないし、意味もよく分からず自分自身がやらされることに我慢できない人間であったこともあり、受け入れることのできる要素があったのかもしれない。

S県のS先生は私が初めて実際の『学び合い』の授業を参観させていただいた方である。西川先生のホームページにそのS先生の社会科の授業のビデオ映像と「メモ」等が掲載されている。

 

佐藤準一先生は何をしているか?: 『学び合い』における教師の行動は、一斉学習の教師の行動とは全く異なります。だって、教えないんですから。暇でしょうがない教師は、個別学習をします。具体的には、「気になる子」のそばによって、あれこれ教えます。しかし、その行動は善意から発するものですが、残念ながら『学び合い』を阻害するものです。 初期段階では「学び合いの仕組みと不思議」に書いた、「褒め」、「つぶやく」ことをします。しかし、それはあくまで初期段階です。子どもたちが動き始めたらは、あまりやり過ぎると、「邪魔」になります。となると、何をしたらいいのかわからなくなります。その段階の『学び合い』に進めば、評価をするんです。でも、評価というより、感激・感謝なんです。でも、これって多くの教師にとっては異次元なのでわかりづらいです。でも、「おまえらすごいな~」と感激し、時には、感涙を流しながら過ごすなんて、いいと思うでしょ。それは、決して夢物語ではないんです。読み終わったら西川純先生のHPの「学びの殿堂」での佐藤先生の授業の様子を見直してください。「あの時」、そんなことをしていたんです。

授業記録1 

授業記録2

上記の授業記録を基にした日々の備忘録

 

是非お読みください。